シークエッジ・グループの出資を受けて設立され、活動を開始した社会福祉法人善光会ですが、創設者である白井一成氏が創設の目的として掲げている、「企業が得た利益を社会に還元すること」を活動方針のベースとしています。
そこで、社会福祉法人善光会の理念や実績がこうした考えをどのように反映しているのか確認してみることにしましょう。
◆活動理念
善光会は、「オペレーションの模範になる」ことと「業界の行く末を担う先導者になる」ことを、会の活動理念としてかかげています。
介護事業を発展させて、利用者に喜ばれる介護サービスを提供するためには、実際に介護サービス事業に従事する人たちのスキルや知識の向上なくして、実現することは難しいと言えるでしょう。
また、正しいオペレーション方法を内外に示すことは、信頼を得て実績を築くためにも必要なことと言えそうです。
◆活動実績
次に、善光会の活動実績について見てみましょう。
ユニークな取り組みとして「ハイブリッド特養」の導入を目指した活動が行われています。介護ロボットと人による介護を併用することで、介護職員の負担を25%軽減することを目標として2014年から試験的導入を行うプロジェクトが始動しているようです。
また、ビッグデータの解析を行うことでより効率的で利用者に必要とされるサービスの提供の構築も行われているそうです。
社会福祉法人善光会の活動理念と活動実績について見てきました。白井一成氏の創設時の目的を現実化するために会の活動を開始しましたが、介護を必要としている方たちへのより良いサービスを提供するための活動が続けられていることがお分かりいただけたのではないでしょうか。